2010年4月10日土曜日

地球温暖化防止のための緩和策と適応策

二酸化炭素排出量削減に多くのエネルギーを割くことが,持続可能な社会をつくる近道かどうか疑問です.自然の脅威に対応する有効策は,太古の時代から,かわす,にげる,やりすごすだったのではないでしょうか.抗うことは,当面巧くいったとしても,後々しっぺがえしを受ける恐れがあります.

化石燃料は残り少なくなるにつれ,その市場単価は上昇していくでしょうから,従来型の化石燃料供給産業はそれほど困らないのではないでしょうか.枯渇したら終わりでしょうが,価格高騰のために枯渇はしないでしょう.むしろ,二酸化炭素排出削減で成長が期待できる産業が,ロビー活動しているのではないでしょうか.それはそれで良いと思います.

そうした産業等の努力によって,二酸化炭素排出量をゼロにしたとしても,大気中の二酸化炭素は増えたままです.やはり,鉱物隔離のような大気中の二酸化炭素を回収・固定化する安価な技術が必要です.こうしてみると,未来は化石燃料は高くなっても使い続けることになり,それでも回収できる技術のおかげで,人為的な気候変動を阻止することができているかもしれません.

しかし,気候はいずれ寒冷期になります.そのとき,人類は気候をコントロールしようとするのでしょうか.
緩和策として温室効果ガスを発生させますか?
それとも,持っている技術力を封じて適応策で逃れますか?


持続可能な社会と地球温暖化防止対策の違い

持続可能な社会を目標にすることと,地球温暖化を防止すること目標にすることとは,大きく違います.
地球温暖化防止に成功しても,持続可能な社会になるとは限りません.何がより大切な目標であるかを考えれば,持続可能な社会にすることがより高位の目標であることは明白です.

つぎに持続可能な社会を実現するために,何が重要かと考えてみると,人口問題ではないかと思うのです.貧困も教育不足も経済格差も環境破壊も人口が多すぎることが原因になっているのではないでしょうか.違いますか?

それとも思いやりの不足でしょうか.
人口問題の解決の方向としては,まずは思いやりのシステムの構築でしょうか.

2010年4月4日日曜日

サリン事件で思うこと

4月1日の天声人語に松本サリン事件で被害を受け,容疑者扱いを受けた河野義行さんの言動を誇りに思う哲学者鶴見俊輔氏のことが出ていた.思えば,オウムによる地下鉄サリン事件は,松本サリン事件できちんと対処しておけば,起きなかったのではないか.

松本サリン事件がおきたとき,警察やマスコミは毒ガスを庭で調合して撒いたとか推測していた.
車から撒くか,容器に入れて投げ込むとかしないと無理だと直感した.当時,周囲は河野さんが怪しいと言っていたが,どう考えても私は河野さんが犯人とは思えなかった.それが,警察の思い込みで犯人に仕立てられていく.そもそも初動調査のミスだった.

刑事が息子さんを取調べをする際に,ひそかに録音していた息子さんからレコーダーを取り上げたことなどは,忘れもしない.

警察庁長官暗殺未遂事件でのオウムの犯行だと断定する警察の発表は,いただけない.疑わしきは罰せずの基本を破るものである.たとえオウム真理教信者に対してであっても,法のルールは守らねばならない.今回の警察の負け犬の遠吠えも,河野さんに対する無謀な対応と同じ構図に見える.

警察は過去の失態に学ばない闇の組織だ.我々庶民は十分に気をつけ,監視する必要がある.

クライメートゲート事件のその後

先日(2010.4.1),英議会の下院の科学技術委員が,クライメートゲート事件の調査結果を発表したと報じられた.その結果は,「温暖化データのごまかしは無かった」とするものである.新聞の記事はあっさりしているが,詳細を報じたWebの記事によると,ごまかしは確認できなかったが,加工前のデータを見せようとしない科学者たちを批判している.

批判の的となった博士は,大学を辞任したが,その後はどうなったのだろう.大新聞はもっと詳細をきちんと報道してほしい.

福岡伸一とマリス博士の意外な接点

「生物と無生物のあいだ」の著者で有名な福岡伸一氏が,キャリー・マリスの本の翻訳をしていたことを知った.今日の朝日新聞に出ていた.その本は「マリス博士の奇想天外な人生」(ハヤカワ文庫NF)である.マリス博士は,女癖が悪く,ドラッグが好きなサーファーという異端のノーベル化学賞の受賞者である.

私は,J駅近くの眼科の待合室の雑誌かなにかで,その博士のことを知って,つよく興味を持ち,その本を読んだことがある.とても面白い内容で,一気に読める内容だった.宇宙人との出会い,地球温暖化の否定などはとても印象に残っている.

まさか,福岡伸一さんが翻訳したとは,今まで知らなかった.
それなのに,なぜか彼の代表作は,古本屋で手に入れたまま,さっぱりと読み進まない.

もう一度読み進めてみようかと思った.