モンゴル系宇宙人の娘をもつ父の独り言です.持続可能な世界づくりについて考えています.そして,そこに暮らす人々の幸福が増すことを考えています.皆さんと一緒に思いやりのある世界を作っていきたいと思います.どうぞよろしく!!
2010年11月2日火曜日
日本の教育の問題点
日本の第一次産業
2010年8月18日水曜日
これからの「正義」の話をしよう
この本は,朝日新聞の池澤夏樹氏のコラムにおいて,この文章を書くのに役立ったということを知って,読んでみた.
少し読み始めると,最近に読んだ幸せと経済をめぐる本と繋がる内容がしばしば出てきて驚いた.
経済学にパレート改善という言葉があるが,これは,最大多数の幸福増進と同じであると知った.お金に換算して,費用対効果(費用便益分析)はまさにこのためだ.
これは功利主義につながる.
自己所有権を主張する自由至上主義では,合意による成人間の食人を不正義とすることを困難にしてしまう.私(の身体)は私のものなのかと考えるという,視点の重要性に気づかされた.
自由市場に任せれば何でも解決するという自由市場主義の擁護は,自由至上主義と功利主義による.自由を重視する立場と,功利主義的な見地から福祉を増進する立場がある.これについては,傭兵制度は正義か,代理母は正義かと問いつめ,選択の自由はどこまでか,金で買えない美徳はないのかと考える.
カントの厳密な道徳論は,功利主義を批判し,社会契約論に基づく正義論につらなるという.それを深めたのが,ジョン・ロールズの平等論となる.平等の原初状態における仮説的合意を出発点とする.
詰まるところ,著者は,一貫して正義には道徳が欠かせないと主張している.
個人的に興味を持ったのは,平等にみえて平等な競争ではないという議論で,ハーバード大学の受講生における長子の占める割合は,毎年8割くらいだという事実だ.知らず知らずに環境条件が異なっていることを雄弁に物語っており,自分だけの努力,才能だけではないことを裏付けている.すなわち,ほとんどが偶然の条件によって,運に左右されているということだ.人生のスタート地点から平等でなくては正義ではない.このあたりは,北欧の社民主義の原点ではないだろうか.
もうひとつ興味をもったことは,公立学校の役割についてである.著者は,多元的な社会における振る舞いを知る場(公民教育)として重要視している.
つぎに興味深いのは,互いに負うものは何かにおいて,日本の慰安婦問題に対する謝罪,兄弟の罪をどう扱うか,などの議論を通じて,コミニュティーの重要性を主張する.このあたりは,広井良典の主張と重なる.さらに,著者は,多元的な社会では,正義の行為が一致しないだろうから,不一致を受け入れられる社会の構築が必要だと説く.政治にも道徳的な考えを持ち込むべきだという.その最たるものとして,ロバート・F・ケネディーの演説を引用している.また,その後継としてバラク・オバマに期待している.これからの公正な社会は,市民がより積極的にコミュニティーに,政治に関わることが大切だと論じている.
2010年4月10日土曜日
地球温暖化防止のための緩和策と適応策
持続可能な社会と地球温暖化防止対策の違い
2010年4月4日日曜日
サリン事件で思うこと
福岡伸一とマリス博士の意外な接点
2010年3月22日月曜日
「自然との共生」というウソを読んで
自然とは何か.人も生物であるのだから,その行為(繁殖と巣作り)もすべて自然だということもできる.
ヒトは,天然に存在するものから,ヒトが必要とするものを作っているに過ぎない.ヒトの住処は,天然材料からできている.すると,すべてが自然の仕業となり,自然としては,なにも問題がなくなる.何が問題なのだろうか.
つまるところ,このまま人間の好き勝手をすると,ヒトとしての自分の子孫が危機に陥るかもしれないという恐れを感じることが問題なのだ.周囲の環境がどんどん勝手に変化していくことを目の当たりにする.慣れ親しんだ風景,動植物がなくなることにヒトは不安を感じる.そして,それらが失われていくことを恐れ,自分が経験した過去の姿に戻そうするのが,自然保護活動にありがちだと言う.
ヒトは本能と学習のふたつによって思考が強く制限されているとする.
ヒトの本能は,環境を変えて子孫を増やそうとすることである.しかし,他からの変化には恐れを感じるという.学習は,経験したこと以外はなかなか受け入れることが難しいという習性である.すなわち生まれと育ちに制限されるということである.
これに対して,長いスパンで考えることの重要性を説く.地球に生命が誕生して以来,生物種がどのような変化をたどってきたか.ヒトが誕生して以来,どのような環境をすごしてきたか.このような,広い視野から現在,未来を考えることはとても重要である.そこそこ50年,100年前後の体験を基準に,生態系をいじろうとすることは視野狭窄である.
とはいうものの,自然に手を加えなれば,人間の生活が危うくなる.どれだけの人口を維持することが適当なのだろうか.人は大型の哺乳類である.その生活に必要な土地の面積も大きい.人の住処という巣も大きい.
結局,ヒトの繁殖と巣作りを知性でコントロールできるかにかかっていると思う.ここに人類の英知が試される.
2010年3月16日火曜日
普天間基地問題は簡単に解決できる!!
化石燃料依存ゼロをめざす
学術団体がIPCCを実態調査
失態を続けるIPCCの実態を国連が国際的な学術団体に調査させるとのような記事が大新聞に載った.それみたことかというのが本音の感想である.
IPCCの活動
学術団体が調査特別委設立へ
【ワシントン:勝田敏彦】
日本学術会議など各国の学術団体でつくるインターアカデミー・カウンシル(IAC)が、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の活動や運用について、独立した立場から調査し、改善などを勧告する特別委員会を設立する。
ヒマラヤ山脈の氷河消失時期や、オランダ国土のうち海水面より低い部分の面積といった内容についての誤りが評価報告書に相次いで見つかるなど、IPCCの科学的信頼性が揺らいていることから、国連の潘基文(パンギムン)事務局長らが設立を依頼していた。
IACの路甬祥・共同議長(中国科学院長)は「IPCCの手続きや作業の進め方、成果物を慎重に調べ、気候変動の問題が科学に基づくようにする」とのコメントを10日に発表した。





